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正しい食事「食養(マクロビオティック)」

多くの人は、生涯を病気知らずで、生活したいと望んでいるでしょう。
しかし、現代社会は「知恵」を持たなければ、その望みは薄氷の上を歩くような、危険に満ちた生活環境なのです。
次の統計(厚労省)をご覧ください。

主な死因別にみた死亡率

1955年(昭和30年)から、ガン(悪性新生物)・心疾患の死亡率が増加の一途をたどって現代に至っていることが分かります。
この現象の原因は、はっきりと分かっているのです。

 

1955年以降日本は「高度経済成長期」に入って行きます。呼応するように国は、日本人の体格向上をスローガンに「生活改良普及員」による、食生活の改善を進めていきます。欧米人が食する「肉類・卵・牛乳」などの動物性の高カロリー高蛋白質の摂取です。
「日本人は、米ばかり食べて肉類などを食べないから、欧米人に比して体格が劣ると考えたのです」。
確かに、動物性の高カロリー高蛋白質食品は、体格を向上させることは事実ですが、栄養学のみで考えることには、大きな落とし穴があるのです。
一つは、欧米国家で深刻な「ガン・心疾患」の蔓延です。
二つ目は、ソールフードの消失、つまり「和食」離れは、日本民族の体質悪化に拍車をかけるということです。

 

現代栄養学は栄養価さえあれば、「どこの国」の「料理」を食べてもよい栄養学です。
しかし民族には、民族が何千年と食し、人体実験で体に害のない、その民族の健康維持に適切な食べ物が決まっているのです。そして「遺伝子」が、その食べ物を食べることで、肉体も心も健全に働くのです。

 

世界各地の民族は、気候風土の違いから、生きていくために手に入りやすい食材を食べて生きてきたのです。
だから、民族によって食べ物が違うのです。
美味しいから、他の民族の食べ物を食べるということは、時々楽しみとして食べる分には問題ありません。しかし、遺伝子にインプットされるのには、「何千年」という歳月が必要といわれていますから、他民族の食べ物を、日々家庭料理に取り込むことは間違いなのですが、その弊害が現実に、今日本民族に起こっています。
次の統計を見てください。

小中学生の「障害児」の増加

平成5年から平成26年までの小中学生の「障害児」の増加です。
平成5年には1万人台であったのに、21年後には8万人台まで増加しているのです。
先ほどの「ガン・心疾患の死亡率」、この「障害児」も増加の一途をたどっていることが分かります。
次の統計をみると日本民族の食生活の変化が一目瞭然です。

純食糧供給量

 

2019年を見ると、主食の米離れが進み、ここでは統計に出ていませんが、家庭では米食より、パンの消費量が上回っているのです。そして野菜類は減少しつつあり、乳製品が急速に増加していますし、肉類も増加しています。
この食生活の変化が、日本民族の「心も肉体も」蝕んでいるのです。
ガン・心疾患は、動物性の高カロリー高蛋白質により、腸内環境が悪化して悪玉腸内細菌が増えることで「免疫力」低下を招きます。
また、動物性脂肪は腸内に「発がん物質」を生み出しやすくするのです。
動物性脂肪は「飽和脂肪酸」といい、血液をドロドロにして固まりやすく、血管を汚し動脈硬化を促進しますから、心臓を養っている「冠動脈」を痛めることで心疾患が増加するのです。

 

現在進行形の「新型コロナ感染」も、日本民族の「免疫力」が低下していることの証なのです。
日本民族の健康は、肉類や乳製品の摂取過多が大きな要因の一つですが、それ以外にもまだまだ、食環境の劣悪化問題が存在します。
その内容までは、ここで説明する紙面が足りませんので、次の講座受講をお勧めします。
正しい食事を学んでいただく「最強の食養(マクロビオティック)講座」です。
この講座で学び、「知恵」を得て、もし、家庭をお持ちでしたら、全員が健康で幸せな家庭を築いてください。

https://shokuyo-koza.com

 

全国食養普及協会 会長
髙橋 純一